回想・・・デリヘル嬢マリブ誕生の理由。
2003年11月8日どうしてマリブがデリヘル嬢になったか…。
思い出して記録しておこうと思う。
マリブはお金に困っていた。
借金大王のダンナと離婚して5年、一生懸命働いて最愛の息子との生活を守ってきた。
元ダンナの作ったマリブ名義の借金で破産している。
実家には帰れなかったし、1円の援助もなかった。
どこに行っても、100円の借金も出来ない。
牛乳配達と内職が離婚の為に別居を始めた時の職業。
何度か転職した。
怪しい営業で月収30万の時期もあった。
でも、3万の商品を30万で販売するのが嫌で退職した。
マリブは接客業が好きだ。
小さな子供を抱えて働くのは、周囲の協力がなければ厳しい。
残業も、休日出勤も出来ない。
特に資格もない。
マリブが経営者でも採用しないだろう。
就職に有利なマリブの取り柄は何だろう…。考えた。
・気転が利く
・笑顔
・サービス精神が旺盛
・ガマン強い
ダメな所は?
・一ヶ所にとどまっていると壊れる
・女の社員とうまく付き合えない(うまく付き合う気がない。)
やっぱ、サービス業向き。
求人誌を見ても、職安に通っても、マリブの生活サイクルと合致する職場は見つからなかった。
当時、マリブは昼間OL、夜は運転代行のドライバーのバイトをしていた。
睡眠不足で体はひどく疲れていたが収入は少なかった。
貯金はどんどん減ってき、疲労は溜まる一方だった。
稼ぎたい。
息子の教育資金も貯めたい。
マリブに力がなくて行きたい学校に行けなかったらかわいそうだ。
まだまだ先の話だけど。
稼ぎたい。
ホステスをやるのは絶対に嫌だった。
マリブの周りのホステスはプロ意識のない、だらしない女ばかりだ。
しかも、マリブは酔っ払いが怖い。
いつもじゃないけど、ちょっとした瞬間に思い出す…事件がある。
中学2年の夏、地元の夏祭りに浴衣を着て出かけた。
楽しかった。
帰り道、近所の友達と別れてから自宅まで5分くらい一人で帰らなければならなかった。頻繁に歩いていた場所だし、近所の家は知っている家ばかりだから安心していた。
いつもの曲がり角を曲がった時、人影があった。
知らないオヤジ。…酒臭い…
一瞬躊躇したけど、家はすぐそこだし、大丈夫…。さりげなく通り過ぎよう。
オヤジの横を通りすぎ、ほっとした。
次の瞬間、後ろから口を塞がれて、強い力で引きずられるようにしてみかん畑に連れ込まれた。倒された。
恐怖と苦しさで体中の血液が異常なスピードで流れている。
…怖い…だれか助けて…
「声をだしたら殺すよ!お前は男を欲しがってる。そうゆう顔だよ。子供の振りしてもおまんこの匂いがプンプンするぞ。誘っていたんだろ!」
忘れたいのに耳から離れない…。
その時の言葉も、酒の匂いも、みかん畑の湿った土の感触も…。
ゆかたの裾は開かれて、片方の袖はちぎれ掛けている…おばあちゃんが買ってくれた大切なゆかた……お願い…ゆかたを破らないで……まだ処女なのに…大好きなH先輩……このままヤラレちゃったら死のう。…H先輩に知られる前に…。でも、噂は広がるの早いし…H先輩に知られたくないなあ……
あきらめた。
口を塞がれて涙と鼻水で息が吸えない。
自殺しなくても、この人に殺されるんだと思った。
あきらめて力をぬいた。
殺したければ殺せ…。
マリブが力を抜いたらオヤジは油断した。
自分のズボンのベルトを外そうとした時、口を塞いでる手の力が一瞬ぬけた。
瞬間的に思考回路が復活した。
『イヤだ…こんなオヤジにヤラレて死ぬなんて絶対イヤだ!!!』
次の瞬間、オヤジの顔面をグーで思いっきり殴った。
人を殴るなんて初めてだった。
オヤジの鼻の感触が気持ち悪い。
オヤジは状況の把握が出来ないのか、マリブの目には静止しているように見えた。
走った。
家とは反対の方向に。
全力で走った。
下駄はとっくに履いていなかった。
みかん畑を抜ければ渡辺さんちがある。
おじさんは警察官で剣道3段だし、シェパードのマックスもマリブの味方だ…マックス…助けて…
渡辺のおじさんは縁側に座っていた。
「…おじ…さん……み…みかん畑…よっぱらい……捕ま…えて…」
あっという間におじさんはみかん畑の中に消えていった。
おばさんは流れるような優雅な動きでマックスの鎖を外した。
おばさんはマリブの足を洗ってくれて家の中に入れてくれた。
マリブは不思議と冷静になっていた。
『おじさん、絶対捕まえて!!あのオヤジを絶対に許さないで…。』
結局、おやじは渡辺のおじさんが捕まえてくれた。
マックスも大活躍したらしい。
マリブは運が良かったのだ。
無事だったマリブはあっというまに元気になった。
おじさんの配慮で、事件は周囲に知れ渡ることもなく、乗り越えられたと思っていた。
でも酔っ払いと関わった時、ふとした瞬間に思い出す。あの時の恐怖…。
話を戻そう。
デリヘルの仕事は前から聞いて知っていた。
風俗も色々あるけど、どうせやるならデリヘルがイイな…と思っていた。
店舗型の店は、店の女の子同士の付き合いがイヤだ。
酒を出す店もイヤだ。
ソープは本番がある。
ホテトルは違法だし、やっぱ本番がある。
デリヘルだったら自宅待機も出来るし、毎回行き先が違って新鮮だし、本番はないし、酔っ払いお断りだ。
覚悟をきめた。
マリブはプロのデリヘル嬢になる。
風俗専門の雑誌をカラオケに行った時に貰ってきて5〜6ヶ所に電話を掛けた。
素人専門の店は避けた。
その中で、一番対応がよかった店に面接に行った。
面接で
「じゃあ、しゃぶってみて。」
そう言われるのを覚悟していたけど言われなかった。社長は普通の人で、いい人だった。
そして今の店で働くようになった。
マリブはまだまだ未熟だけど、いい仕事をしたいと思ってる。
誰も教えてくれる人はいないから現場で自分を鍛える。
ただ抜くだけなら高いお金を払いマリブを呼ぶ必要は無い。マリブだから得られる快楽を提供したい。
マナーの悪い客は風俗で遊ぶ資格がないから別だけど、それ以外のお客さんには一生懸命だ。
毎回、仕事は楽しいです。
キツイ時もあるけど、メチャクチャ気持ちいい日もあるし…。
へこんだ日はグズグズ考えるけど、翌朝起きれば回復して頑張るよ!
日記書くようになって、心配してくれる人や見守ってくれる人が出来て…なんか、うれしいです♪
カッコつけずに、ヘボイ自分も出してくつもり。
今日は生理休暇だから、のんびり家事をして、昔の事記してみました。
思い出して記録しておこうと思う。
マリブはお金に困っていた。
借金大王のダンナと離婚して5年、一生懸命働いて最愛の息子との生活を守ってきた。
元ダンナの作ったマリブ名義の借金で破産している。
実家には帰れなかったし、1円の援助もなかった。
どこに行っても、100円の借金も出来ない。
牛乳配達と内職が離婚の為に別居を始めた時の職業。
何度か転職した。
怪しい営業で月収30万の時期もあった。
でも、3万の商品を30万で販売するのが嫌で退職した。
マリブは接客業が好きだ。
小さな子供を抱えて働くのは、周囲の協力がなければ厳しい。
残業も、休日出勤も出来ない。
特に資格もない。
マリブが経営者でも採用しないだろう。
就職に有利なマリブの取り柄は何だろう…。考えた。
・気転が利く
・笑顔
・サービス精神が旺盛
・ガマン強い
ダメな所は?
・一ヶ所にとどまっていると壊れる
・女の社員とうまく付き合えない(うまく付き合う気がない。)
やっぱ、サービス業向き。
求人誌を見ても、職安に通っても、マリブの生活サイクルと合致する職場は見つからなかった。
当時、マリブは昼間OL、夜は運転代行のドライバーのバイトをしていた。
睡眠不足で体はひどく疲れていたが収入は少なかった。
貯金はどんどん減ってき、疲労は溜まる一方だった。
稼ぎたい。
息子の教育資金も貯めたい。
マリブに力がなくて行きたい学校に行けなかったらかわいそうだ。
まだまだ先の話だけど。
稼ぎたい。
ホステスをやるのは絶対に嫌だった。
マリブの周りのホステスはプロ意識のない、だらしない女ばかりだ。
しかも、マリブは酔っ払いが怖い。
いつもじゃないけど、ちょっとした瞬間に思い出す…事件がある。
中学2年の夏、地元の夏祭りに浴衣を着て出かけた。
楽しかった。
帰り道、近所の友達と別れてから自宅まで5分くらい一人で帰らなければならなかった。頻繁に歩いていた場所だし、近所の家は知っている家ばかりだから安心していた。
いつもの曲がり角を曲がった時、人影があった。
知らないオヤジ。…酒臭い…
一瞬躊躇したけど、家はすぐそこだし、大丈夫…。さりげなく通り過ぎよう。
オヤジの横を通りすぎ、ほっとした。
次の瞬間、後ろから口を塞がれて、強い力で引きずられるようにしてみかん畑に連れ込まれた。倒された。
恐怖と苦しさで体中の血液が異常なスピードで流れている。
…怖い…だれか助けて…
「声をだしたら殺すよ!お前は男を欲しがってる。そうゆう顔だよ。子供の振りしてもおまんこの匂いがプンプンするぞ。誘っていたんだろ!」
忘れたいのに耳から離れない…。
その時の言葉も、酒の匂いも、みかん畑の湿った土の感触も…。
ゆかたの裾は開かれて、片方の袖はちぎれ掛けている…おばあちゃんが買ってくれた大切なゆかた……お願い…ゆかたを破らないで……まだ処女なのに…大好きなH先輩……このままヤラレちゃったら死のう。…H先輩に知られる前に…。でも、噂は広がるの早いし…H先輩に知られたくないなあ……
あきらめた。
口を塞がれて涙と鼻水で息が吸えない。
自殺しなくても、この人に殺されるんだと思った。
あきらめて力をぬいた。
殺したければ殺せ…。
マリブが力を抜いたらオヤジは油断した。
自分のズボンのベルトを外そうとした時、口を塞いでる手の力が一瞬ぬけた。
瞬間的に思考回路が復活した。
『イヤだ…こんなオヤジにヤラレて死ぬなんて絶対イヤだ!!!』
次の瞬間、オヤジの顔面をグーで思いっきり殴った。
人を殴るなんて初めてだった。
オヤジの鼻の感触が気持ち悪い。
オヤジは状況の把握が出来ないのか、マリブの目には静止しているように見えた。
走った。
家とは反対の方向に。
全力で走った。
下駄はとっくに履いていなかった。
みかん畑を抜ければ渡辺さんちがある。
おじさんは警察官で剣道3段だし、シェパードのマックスもマリブの味方だ…マックス…助けて…
渡辺のおじさんは縁側に座っていた。
「…おじ…さん……み…みかん畑…よっぱらい……捕ま…えて…」
あっという間におじさんはみかん畑の中に消えていった。
おばさんは流れるような優雅な動きでマックスの鎖を外した。
おばさんはマリブの足を洗ってくれて家の中に入れてくれた。
マリブは不思議と冷静になっていた。
『おじさん、絶対捕まえて!!あのオヤジを絶対に許さないで…。』
結局、おやじは渡辺のおじさんが捕まえてくれた。
マックスも大活躍したらしい。
マリブは運が良かったのだ。
無事だったマリブはあっというまに元気になった。
おじさんの配慮で、事件は周囲に知れ渡ることもなく、乗り越えられたと思っていた。
でも酔っ払いと関わった時、ふとした瞬間に思い出す。あの時の恐怖…。
話を戻そう。
デリヘルの仕事は前から聞いて知っていた。
風俗も色々あるけど、どうせやるならデリヘルがイイな…と思っていた。
店舗型の店は、店の女の子同士の付き合いがイヤだ。
酒を出す店もイヤだ。
ソープは本番がある。
ホテトルは違法だし、やっぱ本番がある。
デリヘルだったら自宅待機も出来るし、毎回行き先が違って新鮮だし、本番はないし、酔っ払いお断りだ。
覚悟をきめた。
マリブはプロのデリヘル嬢になる。
風俗専門の雑誌をカラオケに行った時に貰ってきて5〜6ヶ所に電話を掛けた。
素人専門の店は避けた。
その中で、一番対応がよかった店に面接に行った。
面接で
「じゃあ、しゃぶってみて。」
そう言われるのを覚悟していたけど言われなかった。社長は普通の人で、いい人だった。
そして今の店で働くようになった。
マリブはまだまだ未熟だけど、いい仕事をしたいと思ってる。
誰も教えてくれる人はいないから現場で自分を鍛える。
ただ抜くだけなら高いお金を払いマリブを呼ぶ必要は無い。マリブだから得られる快楽を提供したい。
マナーの悪い客は風俗で遊ぶ資格がないから別だけど、それ以外のお客さんには一生懸命だ。
毎回、仕事は楽しいです。
キツイ時もあるけど、メチャクチャ気持ちいい日もあるし…。
へこんだ日はグズグズ考えるけど、翌朝起きれば回復して頑張るよ!
日記書くようになって、心配してくれる人や見守ってくれる人が出来て…なんか、うれしいです♪
カッコつけずに、ヘボイ自分も出してくつもり。
今日は生理休暇だから、のんびり家事をして、昔の事記してみました。
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